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あのハヤブサが帰ってくる。
ハヤブサと言ってもスズキの誇るちょ早バイクでは無い。
JAXAが運行している無人探査機「ハヤブサ」のことで、現在小惑星イトカワへのお使いからの帰路の途中にあり、6月に地球への帰還を果たすことが確実になったそうだ。
アメリカとは違い、小規模の予算のなか設計され、打ち上げ後も度々襲ってきたトラブルをなんとか切り抜け、小惑星への接触、採取を行い、ボロボロになりながら、満身創痍で帰宅の途中である。
恐るべきというか、見習うべきというか、設計者が「こんなこともあろうかと」と用意していたトラブル対処のネタの豊富さ(というか、臨機応変の知恵)には舌を巻く。
もちろん許容範囲を遥かに超えたトラブルが起きなかったという幸運もあったかもしれないが、あれほど遠方の、限られた装備、残された機能のもと、スタッフの最後まで決して諦めない姿勢にも正直驚いている。
当初予定より大幅に遅れ7年もの旅となったしまったハヤブサのミッションはあと3ヶ月。
最後は大気圏に突入し、そのほとんどは燃え尽きてしまうけど、収集カプセルに小惑星の破片が入っていることを願う(こればかりは開けて確認してみないことには分からない状況)
BabyRollei + TMAX400
by osamu_the_wizard
| 2010-03-28 01:01