I shot something.

Problem.

訳あって、今回はベビーローライの不具合のお話。
え?ベスト判フィルムが売っていない?そんなものは不具合ではありません、仕様です。

まずはベビーローライのスプール破断について。
c0195570_2115933.jpg

スプールの種類ですが、3本並べてみました。
A.金属製。
B.接合部のみ金属(金色っぽくなっている箇所です)
C.樹脂製(LEMON、BTの刻印あり)

破断と言いましても軸が折れるとかでは無くて、軸端を引っ掛けているスリットが折れてしまう不具合です。
A.やB.を巻き上げ側に使用する分にはなんら問題は無いのですが、C.のスプールを使用しますと、ベスト判は軸が細いために巻き上げのトルクが強く、かつベビーローライは内部のスペースが若干窮屈に出来ており、スプール軸の引っ掛けている部分(軸の端にスリットが見えます)がアッサリ折れてしまいます。
折れてしまいますと、フィルムはそこで空回り、そうなると蓋を開けるしかありません。
出来る事なら、というか可能な限りC.のスプールはベスト判フィルムをブローニーからベスト判フィルムを作る際にのみ使用(巻き上げられ側)して下さい。
普通のローライやハッセルと同じ感覚で1ロール終了後、C.のスプールを巻き上げ側に移動させないように。

スプールの入手方法ですがA.は稀にオークションで見かけます、B.については一部海外のベスト判フィルムに使われていますので、フィルム使用後も大事にリユースしてください(お店に現像に出した際には必ず"スプール返却"依頼を忘れずに!!)





そしてオートマットの不具合

渡部さとるさんの「旅するカメラ」で、
ベビーローライを銀座のレモン社で購入し、そのまま銀座の街をテストしてみたが2本目でオートマットの不具合が出てしまい返品となっしまった。
という残念な一節がありました(この記事は僕のベビーローライ購入のきっかけにもなりました)
オートマットとはフィルム巻上げ時に一コマ分でちゃんと自動で止めてくれる機能のことです、これが無いと自分で1コマ分を測って巻き上げる必要があります。
ただし、このオートマットに不具合があるといつまでもいつまでも巻き上げてしまい、ついには一度もシャッターを切ることなく全部を巻き上げて終わってしまう、そんなガックリしてしまうような事態が発生します。
かくいう僕も数回この事態には遭遇してしまいまして、なにも考えずにクルクルと巻き上げ「おや?」と思ったときにはすでに遅し、諦めるしかありません。
そこで僕なりの経験からこの不具合の回避方法を会得しました(といっても僕の持っているベビーローライだけで有効かもしれませんので過度の期待は禁物です)
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D.の部分に「巻紙のみ」→「巻紙+フィルム」と厚みの変化がありますとオートマットの開始される機構になっています、良くできています。
推論ですが、ここでうまくフィルムの厚み分が感知出来ないとオートマットはいつまでたっても開始されません(つまりは巻紙だけ巻いている状態だとベビーローライは勘違い)
ベビーローライは小さいボディに機能を詰め込んだ設計となっていて、蓋の少しの歪などでも大きな不具合の原因となります、特にこのオートマットの部分は実に微妙なカラクリとなっています。

そこで、この状態を回避する秘策(?)ですが、裏蓋を閉める際にE.の箇所にあります部品(裏蓋で押し込む)があるのですが、これを裏蓋でしっかりと押し込む感じで蓋をしめてロックします。
これだけなんですが、なぜか効果バツグンです、ある時うっかり適当に裏蓋閉めたら不具合再発しました。
じつはこれは今まで誰にも話したことが無かったんですが(誰も必要ないしぃ、聞かないしぃ)、こんな不具合で困っている方いましたらお試しください。


僕が経験してきましたベビーローライの不具合をざっとですが書いてみました。
この2点の不安から開放されますと、小さく軽いベビーローライは魅力的ですよ。


ベビーローライ爺「そうかね!?そろそろ久しぶりの出番かね!?」

僕「あ、最近フィルムを作っていないんですよ、、、そ、そのうち」
by osamu_the_wizard | 2011-08-25 22:39